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2019/09/17 20:42

人間の細胞は原子からできており、原子核の周りを電子が飛び回っています。活性酸素は 安定していない電子を持っているために、安定している分子から電子を奪い取ろうとする原 子や分子のことで、電子を取られてしまった原子や分子は酸化された状態と呼ばれます。酸 化された分子を持つ細胞はダメージを受け、ひどい場合には死んでしまいます(急性薬物中 毒)。実際白血球は、ウィルスやバクテリアを攻撃するときにフリーラジカルを放出してそれら にダメージを与え死滅させます。
 
フリーラジカルは様々な病気や老化を加速する原因であると証明されています。
 

このフリーラジカルですが、発生源は体外から入ってくるもの空気汚染、排ガス、タバコ、紫 外線、放射性物質、自らの呼吸活動で生産します。更にトランス脂肪、食品添加物、化学調 味料、加熱しすぎた食品、医薬品、重金属、農薬、など胃腸から入ってくる物、もう一つは私 達の細胞の中にはミトコンドリアと呼ばれる器官があり燃料(糖、脂肪、タンパク質)と酸素を 燃やしエネルギーを生産していますが、代謝の副産物として排気ガスのように酸素からフリ ーラジカルを発生させてしまいます。呼吸で取り入れた酸素の 1-5%がフリーラジカルに成っ てしまいます。特に過度な運動時には多量のフリーラジカルが発生します。 


このフリーラジカルを無毒化するものを抗酸化物質と呼びます。代表的なもがビタミン A、C、 E、亜鉛、セレニウム、植物由来のバイオフラボノイド、ポリフェノールなどになります。これら の栄養素はフリーラジカルを軽減するのに非常に有効ですが、もっと重要なのは体内で生産 される抗酸化物質です。そのひとつがグルタチオンです。
 
グルタチオンは他の抗酸化物質と違い脂溶性、水溶性両方の特徴を持つことから全ての細 胞で活動できます。またフリーラジカルの最大の発生源であるミトコンドリア内でも抗酸化能 力を発揮する事ができます。また他の抗酸化物質とも密接に働き合います。例えばビタミン C は一度フリーラジカルを解毒すると働きを失いますが、グルタチオンはビタミン C の働きを復 活させることができます。逆に抗酸化能力を失ったグルタチオンはビタミンEにより働きを取り 戻すことができます。
 
この他にもグルタチオンは様々な毒物と結合し無毒化し体外に排出する能力もあります。こ こで毒物と書きましたが猛毒という意味ではありません。いわゆる薬や化学物質、重金属が この毒物に当てはまります。これらの毒物は油に溶ける性質があり、そのほとんどが細胞膜、 核膜、ミトコンドリア膜に付着します。特に水銀はミトコンドリア膜に蓄積する傾向があります。 そして水銀はフリーラジカルを大量に発生させます。厄介なのがこの油に溶ける性質です。
油に溶けるイコール体に蓄積して排泄されにくいと考えてください。ですから水銀などは長期 間に渡ってフリーラジカルを発生し続け、ミトコンドリアにダメージを与えます。ミトコンドリアが ダメージを受けますとエネルギーの生産が低下しますので、その細胞の生命力が低下します。 グルタチオンはこれらの油に溶ける毒物と結合して水に溶けるようにします。水に溶けること でこの毒物は腎臓や肝臓から体外に排泄されます。環境がどんどん汚染されてきています ので我々の体に入ってくる毒素の種類、量も増加してきています。ですからグルタチオンの働 きが益々重要になります。
 
グルタチオンはフリーラジカルを抗酸化することで働きを失いますがリサイクルが可能な優秀 な抗酸化物質です。しかしこのリサイクルが素早く行われないと細胞の外へ排出されてしま います。ですからフリーラジカルが大量に発生するような状況ですとリサイクルが間に合わな くなりグルタチオンは枯渇してしまいます。また毒素と結合して体外に排出されてしまいます と、もちろん再利用ができなくなります。
 
グルタチオンは神経細胞を除いた全ての細胞で生産されますが、その生産は十分でありま せん。肝臓は他の細胞の 7 倍ものグルタチオンを製造することができ、グルタチオンが足りて いない細胞に融通してあげることができます。ただし肝臓自体が薬や化学物質の解毒に忙し い時には他の細胞に融通を利かすことができなくなり、体全体のグルタチオンは不足する傾 向にあります。ですから体に毒素が蓄積している状態で薬を常用していたり、感染症にかか ると体内のフリーラジカルの発生量は格段に跳ね上がり、グルタチオンは一気に枯渇してし まいます。
 
グルタチオンが減少するとまず免疫反応に異常が起こります。そして慢性的な炎症が起きる ようになります。
 
グルタチオンの減少と関連のある病気に動脈硬化、心臓病、脳梗塞、糖尿病、肝臓病、ウィ ルスの感染症、自閉症、パーキンソン病、アルツハイマー、嚢胞性繊維症、があります。 前述のように水銀は大量にフリーラジカルを発生させグルタチオンが減少させます。そして水 銀は脳の発達や注意力に重要なメチオニンの生産を 50%ブロックしていまいます。これが自 閉症の原因の一つではないかと最近では疑われています。最近の自閉症患者数の急増と 環境汚染の悪化とは比例しています。
 
喘息ではグルタチオンの吸引を行なうことで呼吸困難の予防、改善が行えます。
 
ウィルスはグルタチオンの濃度が高くなると増殖できなくなります。実際慢性的なウィルスの 感染症にはグルタチオンの点滴が有効な治療法の一つです。

 パーキンソン病ではグルタチオンの濃度が大脳の黒質と呼ばれる部位で減少すること、また ドーパミンが酸化されることによりドーパミンの活性が低下することで引き起こされます。パー キンソン病にグルタチオンを点滴治療をすると劇的に症状が改善する治験や研究が幾つもさ れています。
 
グルタチオンは体内でグルタミン、システイン、グリシンの 3 つのアミノ酸から生産されます。 システインは他のアミノ酸のメチオニンから生産され、卵の黄身や乳清に多く含まれています。 グルタミンは肉や高タンパクの食品に広く含まれます。グリシンは他のアミノ酸のセリンから 生産され、タンパク質全般に含まれています。
 
グルタチオンのサプリメントは市場に多く出回っていますが、残念ながらサプリメントはあまり 有効ではありません。その原因はグルタチオンがアミノ酸から出来ていることから胃腸で分 解され易く、また吸収されても細胞内にとり込みづらいからです。 実際治験や研究で使用さ れるグルタチオンは点滴治療によるものです。
 
体内の毒素やフリーラジカルの発生が高まることでグルタチオンは枯渇してしましますので、 タバコや薬、化学物質の摂取を制限する、毎日の食生活に気を付け、バイオフラボノイドを多 く含む野菜やフルーツを沢山食べる、溜まった毒素を排出するデトックスを行うことでグルタ チオンを増やす。
 
グルタチオンの産生を日々高めると、元気で若々しい長寿が約束される。
 
グルタチオンは強い抗酸化作用を持っていて、体内の細胞の酸化を抑え、神経細胞の機能 を高める働きがあり、老化と深くかかわる物質として注目されています。
 
3つのアミノ酸からなるこの抗酸化物質は、他のどのような抗酸化物質とも異なり、私たちの 体内でしか作られない、つまり、自分自身の細胞内でしか作り出せない抗酸化物質です。そ して私たちの生命維持に関わりあう最も重要な働きをする物質でもあります。
 
この生命に関わる重要な物質をつくるエネルギーは細胞内に存在する小器官ミトコンドリア が作り出しています。経口で摂取された脂肪や糖分を燃料として水素と酸素を反応させ、エ ネルギーを産生しています。この際、活性酸素が発生してミトコンドリアの蛋白質や脂質を攻 撃したり、DNAを損傷させてしまうことがあると電子伝達系から活性酸素が漏れやすくなって しまいます。